宅録

プリンスの”カミール”!DAWで再現!声の変調を使いこなす

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Pocket

スポンサードリンク

ちゃす。ゲーテちゃん。

皆さん自分の声に納得いってますか?

何か張りがないな・・とかもっと高いキーで歌えればこの曲良くなるのにな・・・なんて思ってません?

はい。ワタシは常にそう思ってきた一人です。ワタシはライブなんてものは全く考慮して制作しておりませんので、通して歌うのは実際には辛いキーの曲を平気で量産する人間です。つまり作品がよくなるのなら制作上のチート技は喜んで使用するタイプです。

じゃどんな方法があるのか。

考えてみましょう。

プリンスのカミールの手法を使う

現在ヴォーカルのキーを上げる、下げる、又は直す、別のメロディーに作り替える・・などの作業は別に難しくも何ともないんですよね。autotuneなんて一時期誰もかれもが使ってた印象がある。ピッチ補正程度の使い方とか、パフュームなどの楽曲でもあったケロ声のようなエフェクティブな使い方。

まあ、あれです。今出回ってる楽曲でピッチ補正してないものなんてほぼないでしょうね。つまりライブのようなリアルタイムで、作品で聴ける歌唱力を求めるとガッカリしますよ。

我ら宅録ミュージシャンの指針ともいえる、プリンス。彼は80年代の作品でたまに別人格カミールとしてヴォーカルを変調させた曲を発表していました。

有名なのは、「Housequake」かな。「 Rockhard In A Funky Place」もいい

あと未発表ですが「Rebirth Of  The Flesh」なんて不朽の名作です。(ていうかここら辺の未発表曲はオフィシャルで出してほしいよ・・もったいない。でもこんな曲ですら放置しておけるほど彼は現在進行形の超現役ミュージシャンであり続けたのです。すげえ。)

カミールの特徴は、何かやたら甲高い声で鼻声気味でやたら歯切れよく張りがある。普段のプリンスも甲高いけど、異質な感じ。特にカミールに関する技術的な記述を読んだことはないので、推測でしかないけど

カミール:テープ操作による声の変調を利用したもの

多分当たってると思います。時代考えてもこれ以外ないですよね、方法。大体あれにそっくりじゃん、カミールの声色って、「帰ってきたヨッパライ」とか「はじめてのチュウ」とか。テープ早回ししたときの声なんです。今の20代にテープ早回しって言っても通じるのかね・・・

まあとにかくこの早回しによる変調はエフェクティブですよね。使わない手はないはず。女性ヴォーカルのキーの曲を作ることも可能ですよ。このカミールの声色が気に入って自前の曲でも何度か使いました。

このテープ操作にあたる機能がDAWにも搭載されています。(MTRでも出来るやつは昔はあった。今出回っているのはどうか知らん)大抵どれにも入っている機能だから大丈夫。ワタシはCUBASEを使用しておりますので、CUBASEを例に説明していきます。

カミールの作り方

タイムストレッチを使用

スポンサードリンク

まず対象の曲のカラオケを用意します。そしてそのオーディオイベントの端から端までを指定しておく。

①ツールバーの上のメニューからオーディオを開き、処理を選択。

②さらにメニューが開くのでその中からタイムストレッチを選択。

③アルゴリズムの中から「elastique  pro – tape」を選択。(これがテープと同等の処理をしてくれる)

④タイムストレッチの比率を伸張側にスライドする。テキトーに伸ばす。(注意点:あまり伸ばし過ぎないこと)

⑤試聴してみて歌えそうなキーに下がってたら、処理を実行する。

⑥キーが下がって、スピードも落ちたトラックが出来上がったら、それに合わせて歌う。

⑦歌い終わったら、そのヴォーカルのイベントを元の演奏に合わせるためタイムストレッチを行う。演奏は元の比率に縮小し、ヴォーカルもその比率に合わせるように圧縮する。(耳で聴いて確認してね)

⑧ハイ。出来上がり。

まあ・・若干手間です。ですけどテープで録音していた時はこれがフツーだったんですよねー。ピッチシフトでよくね?って声が聞こえてきそうですが。アナログな手法を好みがちな、懐古趣味野郎ですから。

制作の雰囲気も大事ってことです。

演奏のキーをタイムストレッチで下げて、それに合わせて歌う。

そしてヴォーカルを元のキーに合わせてタイムストレッチする。元の演奏と合わせる。

何か手作り感があってイイデスヨネー。ピッチ補正ソフトには出せないものがここにある。

カミール手法を使用した曲

この手法で作った曲を最後に置いておきます。演奏はMTR時代に作ってあったんですが、余りにもキーを無視して作ったためまともに歌えずやむなくこの手法を採用しました。でも結果的に妙な効果が出てお気に入りです。

最初のキーが高すぎたため、かなりキーを下げて歌いました。しかし元のキーに戻すとヴォーカルが「帰ってきたヨッパライ」のような感じになってしまい、この曲にとっては”やりすぎ感”が出てしまったのです。

それで演奏と歌が不自然に聴こえない程度にキーを上げ、そのままだとスピードが遅すぎるのでタイムストレッチのアルゴリズム、「elastique  pro – time」で不自然に聴こえない程度にスピードをあげたのです。

皆さん、最初のキー設定は慎重に(笑)←当たり前

それではごきげんよう。

 

ソーダ 2010年制作

次回も乞うご期待。

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

人気ブログランキング

コメントを残す

*